雨のち晴れ

子育て・考えたことやたわいのない日常を綴った日記です

どこまで言うのかの葛藤

藤井4段が大活躍!凄いなあ…

虫も殺さないような優しげな顔をしている藤井君だが、とても負けず嫌いなのだというエピソードをTVで紹介していた。

ほんとに凄いなあ…

そういえば卓球の愛ちゃんも負けず嫌いで小さい頃よく泣いてたなあ…

やはり、勉強でも運動でも負けず嫌いな子は強い。

いいなあ…

 

もし、子供が有名になって突然お母さんにインタビューなんてことがあったら大変だろうなあと思う。

取材に来る前に美容院行かなくちゃ。教育方針とか、小さい頃の様子とか、ネタを用意しなければならないなあ~。

なあんて、宝くじで3億円当たった時の事の使い道を考えるのと同様、有り得ない想像をする自分の馬鹿さ加減に失笑する。

 

ふと窓の外に目を向けると、先程からこちらに背を向けてじーっと下を向いて座っている次男がいる。かれこれ1時間半はああやって座っている。あぁ…神様。

ここのところ、約束しないで放課後おとなしく家にいる次男

今週に入ってからか、だいぶ前凝っていた泥だんご作りにまた熱中している。何処で取ってくるのか知らないけど、秘伝の砂を採取してきて、何度もだんごにかけては磨いているのだ。

 近づいてみると、念仏のように

「ツールツルのぴーかぴか…ツールツルのぴーかぴか…ツールツルの~」

えんえんと繰り返し歌っている。…大丈夫かよ?

次男はいったい何考えているんだろう。いや、きっとなーんにも考えていないのだろう。ただツールツルのぴーかぴか♪ツールツルのぴーかぴか♪つーるつるの…だけ。

 

全国の小学6年生はもっと勉強してるよっ!と言いたいのをぐっと堪えて洗濯物を取り込んだ。あまり追いつめるはよそう。

洗濯物を畳んでいると、

「さーてと、宿題やろ♪」

と通り過ぎてゆく。

… 泥だんごじゃ食べていけないよ!自分の将来、大丈夫?真剣に考えようよ!これもガマンした。エラいぞ、私。

小学生の頃、自分がおばさんになった時のことなど想像出来なかった。あの頃もっと勉強していればよかったとつくづく思う。

だからといって、自分が持てなかったものを子どもに望んだり、逆に自分と同じ道を望んだりするのはほどほどにしないといけない事は承知している。

子供は私の所有物ではない。子供には子供の人格がある。これも承知している。

あんまり子供にうるさく言って、家に次男の居場所がなくなってしまってはかわいそうだ。だけどね、神様。ただ私は次男の将来が心配なんです。本当にただそれだけなんです。だから言いたくなるんです…

 

冷静に。話は手みじかに。

とりあえず真面目に机に向かう習慣はついてはいるのはいいと思う。でも結果がでないのは何故か考えようよ。

 学力調査の結果。あれはマズイよ。平均か平均よりちょい下じゃん。ほら、成績表をみて、どこが出来ないのか一緒に振り返ろう。

国語は?考えすぎて、時間がなくて終わらなかった。そうなんだ。じゃ算数。これも見直しが終わらなかったんだ…。

分かる事と出来る事は違う。時間内に終らないのは、結局、詰めが甘いんだと思うよ。自分の中でOKと思える所も、本当に出来るかどうか確かめたほうがいいよ。ね。

じゃ、ご飯作ってくるからね。

 

…頼むよ。しっかり勉強してくれよ。

…ほんとに、たのむよ~。