雨のち晴れ

子育て・考えたことやたわいのない日常を綴った日記です

子供とゲームとの付き合い方について思う事

私は以前から子供にゲームにを与えるのが嫌で、買って買ってと散々せがまれたが、かなり渋った。

ゲームは面白い。かつて私もファミコンに熱中したし、ゲームセンターにバイト代の殆どを貯金した時期もある。今はあの頃とは比べものにならない程進化した。

では、なぜ子供にゲームをやらせたくないかというと、ゲームほど簡単に楽しめて、やみつきになるものはないからだ。

子供の遊びにゲームが入ると、パッと見には仲良く、静かに遊べるのかもしれないが、ただそれだけ。そもそも子供同士の遊びには大人になる為に必要な学びがたくさんあるはずなのではないか。

私は遊びの中には皆で楽しむための工夫や、揉め事やケンカを通しての「調子に乗りすぎた事への反省」だとか「加減を知る」だとか「人の気持ちを考える」だとかを考える要素がたくさん詰まっていて、それこそが生きる力につながるのだと思っている。

だから、ゲームが遊びのメインになってほしくないのだ。

でも、特に男の子はゲームが大好きだ。今や切っても切り離せない。そのうち自分が持っていなければ友達に借りて遊ぶようになったので、ゲームを買い与えない事に意味が無くなってしまった。

結局、長男がゲームデビューしたのはかなり遅く、小4のクリスマスだ。ある程度、ルールが守れ、時間で行動出来るようになったと思い、与える事にした。

ルールは「平日はだめ。土日は宿題や明日の用意などやる事をやりさえすれば、ゲームやり放題。但し、外に持ち出し禁止。」というものにした。ゲームは一日1時間なんていうルールでは消化不良になると思った。やるなら家でとことんやれと。

そして、このルールは今でも守られている。金曜日に宿題を終わらせ、朝5時に起きて、必死なってゲームをやっている。

成長と共に私が子供達に是非体験して欲しいと願うのは、友達と腹がよじれるほど笑いあったり、友達と協力して何かを達成する喜びだ。このような生の人と人の触れ合いにこそ真の喜びがあるのであって、これはゲームでは決して味わえない。

せめて小学生の間位はお母さんの言うことを聞いてほしい。ゲーム以外の楽しみを経験してほしい。

今、病院の待合室で幼児がゲームをしているのを暗澹たる思いで見ている。私も、この親子も随分待たされてる。若いママを責める気はない。小さい子を大人しく待たせるのは本当に大変だ。でも…こんなに小さい時期からゲームの味おぼえちゃうのか…。それもしょうがない事なのか…。

 

でもこれだけは言わせて欲しい。

ゲームとの向き合い方について、家庭により色々な考え方があってよいと思うが、少なくとも小学生以下の子供に無制限に与えてよいオモチャではないはずだと。