雨のち晴れ

子育て・考えたことやたわいのない日常を綴った日記です

怒るのやーめた。

多分、相当忙しい毎日を送っていると思うのだが、辛そうな顔をせず、いつも明るくて、楽しそうなお母さんというのが私の母を含めて周囲に3人ほどいる。

 

見ていると、あれはダメ、これはダメ、とやっていない。可能な限りの子供からのお願いを聞いてあげる。


私はなかなかそんなふうにできないので羨ましい。つい、ああしなければ、こうしなければというのが先にたつ。それで、いや、いや、子供を締め付けすぎてはいけないと思いなおし、言葉をぐっと飲みこんでストレスを溜める。

 

昨日、三男が家から3キロ程あるゲームセンターに行きたいから車で連れて行ってくれと言ってきた。

やれやれ。子供ってホントにああいう所が好きなんだな。私しゃ、ああいううるさい所は苦手だよ。でもなぁ、少しは明るい隣の奥さんみたいに子供のお願いを聞いてあげなくちゃ、と思った。

 

 次男も行くというので、本当は親がついていなければいけないのが学校のルールなのだけど、中に入るのはさぼった。めんどくさくなって、1時間したら入口で待ち合わせることにして、私はスーパーに買い物行った。

 

ところが、1時間半を過ぎても出てこない。中を探したが見つからない。私も7分遅れたので、行き違ったかしら。もしかしたら、家に向かって歩いているのではと、車で引き返してみることにした。

 

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https://www.pakutaso.com

 

でも、家路までの道でも見つからない。家にも帰ってみてもいない。

食材を冷蔵庫に入れて、もう一度引き返す。ゲームセンターの中をもう一度。いない。

違うルートで家まで引き返す。いない。

もう真っ暗。二人一緒だと思うので多分大丈夫だとは思うけど…。

 

家の近くでダメもとで家に電話をしてみる。次男が出る。三男も一緒らしい。

「ああ、やっぱり帰っていたんだ。帰っているならいいよ。」

 電話をきって、どうしようかなと思う。怒って文句言っちゃおうかな…

 

家に入るとしんみょうな顔をした次男と三男が。

奥に、部活から帰り、『ほうら、お前らおっこられるぞ~。ウッ、シッ、シッ。』とでも言いたげなドヤ顔をした長男。

 

その面々を見て、怒る気がしなくなった。

やーめた。やーめた。怒るのやーめた。まずかったと思っているならば、もういいや。

さっさとご飯を作ろうと思った。

 

どこかの家の前で、"ご自由にどうぞ"とまだ使えそうな不用品を置いてあったらしく、マグカップやら、ビアコップやらシャーペンやらを貰ってきた。戦利品という感じで得意げだ。不燃物の処理にそういう手があるのかと感心する。実際要らないものばかりだと思ったが、せっかくのおみやげなのでありがたく受け取った。

 

ご飯を食べながら、帰り道での出来事を楽しそうに話す。

田舎の道は街灯もなく真っ暗だ。三男は転んですりむいてしまった。

早道だといって畑の中を突っ切ってきたらしい。「やだ、ダメじゃん、それ。見つかったら大変だよ。」など言いながら話を聞く。

 

まあ、いいや。無事に帰って来たので、もう、いいや。

ちょっとした冒険話を聞くことができて良かった。

文句を言わないでおいてよかったと思った。

子育ては、あまり〇〇でなければいけないと考えないほうがいい。

まあ、いいか。くらいで丁度いいのかもしれない。