雨のち晴れ

子育て・考えたことやたわいのない日常を綴った日記です

中1英語のつまづき

長男が英語でますます苦戦している。

こーれは、何とかせねば。私の出番だろう。私は久しぶりの長男とのマンツーマン勉強に胸を踊らせ、英文法の参考書まで買ってしまった。きっと長男にとって有意義な時間になるに違いない。

なのに…かなり嫌がられている。ママと勉強しても効率が悪いので自分で勉強した方がいいと言う。そんなこと言ったってアンタ分かってないじゃん。文法の基礎だけは押さえておかないとこれからずっと苦労するよ!

…って思うんだけど。

 

まず、Z会の英語が難しくてわからない。時間がかかりすぎる。学校の授業は聞いてわかったつもりでいるのに、問題を出されると間違うところをみると詰めが甘い。案の定、中間の結果もイマイチだった。

どっぷり文系の私は、受験英語の最初のいろはくらいであればなんとかいけるかな、どれどれと、しまじろうもビックリするほどイラストでいっぱいの教科書だの学校が用意した教材だのを広げてみた。そして、ああ、これじゃキビシイよなあ、という印象をうけた。

 長男の頭の中では、人称と動詞の関係がもやっとしている。be動詞と一般動詞もゴチャゴチャになっているみたいだ。

例文の合間に文法を小間切れに教えても、点と点が線で繋がらないのではないのかなあ。長男を見ていてそう感じた。

中1の今、文法を整理してきっちり抑えておかないとダメなのではないか、そう思って試しに思いつく限りの主語と動詞の関係を表にしてやった。こんなふうに後で繰り返し見られるように自分だけの文法用のノートを作れば良いんじゃない?どうだろう?

 

だいたい、こういうの授業でやんないの?ノート見せてよ。分からない時点で先生に聞けばいいじゃん。と言ったら、これがまた運の悪い事に英語の先生との相性がすこぶる悪いことが判明した。

 長男の言い分としては、先生は質問されるのが嫌い。宿題のやり方が分からないので聞きに行ったら、話を聞いていないのが悪いと突っぱねられ、仕方がないから成績の良い友達を選んで聞いたけど、そいつも分かってなかった。結局、先生の説明がわるいんだよ。

さらに、違う事でまた授業の後聞きに行ったけど、今度は私をからかってるんでしょ?と言われてしまい、ポッカーン。

また、辞書は学校において置くように言われているらしいのだが、家で勉強したいので、せめて土日に持って帰ってもいいかと聞いたところ、「ダメ。忘れる人がいるから。」だって。これじゃあ、何にも出来ないよ。何なんだよあのババア!とヒートアップ。

 

あ~あ。ヤバいぞ、ヤバいぞ。先生の言っている事に納得がいかずに反抗心がむき出しになっている。おそらく授業態度にも出ているのだろう…

仕方がないので、ホントにそのとうりだ。でも何か言ったところで、先生の方針は変わらない。授業は黙って聞いて、課題はきちんと出す。まずやる事をやらないと話を聞いてもらえないからね。今度は先生に『質問があるのですが、いつなら聞いてもよいですか』と聞いてみたら?と言ったのだが、もうあのババアには二度と質問しないつもりなんだそうだ。…仕方がない。ひとまず英語は自分で苦労して勉強するしかないね。

 

やはり、中学生を経験したママ友の言ったとおりなのかあと思った。

お兄ちゃんやお姉ちゃんの英語で苦労した人は、下の兄弟には小学校の頃から塾などでちゃんと対策を打っていた。中1英語のつまづきってコレだったのか…

 

それにしても、ママ友との会話のなかで、教育熱心な中学生の保護者は先生への要望や期待が少ないように感じた。もっと言えば、既に学校には失望しており、期待するものはない。先生は内申のほうだけお願いします。勉強は自己責任で家庭のほうでみますので。という感じ。

じゃあ、塾に行かないと落ちこぼれちゃうの?公立中学校って、そんなんで良いの?と投げかけると、仕方ないよ。先生の方だって勉強しない生徒ばかり相手にしてるんだから。だって、この辺の中学生なんてホントに勉強しないよ。中間だ、期末だって部活が休みになると、やったぁ、部活休みだ!って皆で遊びに行くんだから。普通、勉強でしょ。受験勉強だってろくにしないで、今の成績のまま入れる高校を受験する子ばっかりだよ。頑張って少しでもレベルの高い高校にいきたいなんて親も子も思ってないのよ。田舎ってそんなもんよ。これで都内の中高一貫校の子に太刀打ち出来るわけがないでしょ。

 

話が脱線してしまった。ママ友の大演説会はまだまだ続くのだが、「勉強なんてしなくたって別にいい」が多数派の田舎の中学生の中でいかに勉強していくかというのは大きな課題みたいだ。

これもまた、厄介な問題だ…。