去る1月31日の話。せっかくの皆既月食だったのだから、とりたてて面白くもないのだけど記録しておこうと思う。
うちの子供達のなかで、皆既月食に1番食いつくのは次男だと思っていたけれど、やはり予想通りだった。なにせ、生物、自然現象など大好き人間だもの。
月食に付き合ってあげてもよかった。だけど、先週、三男のオリオン座とか冬の大三角形の観察に付き合ったばかりで気が乗らなかった。
それに相棒を観るという、私には外せない用事がある。今週の相棒はスペシャルで先週からの続きだ。どうしても気になる。
なので、雑多ながらも「暖かい格好してね~。月が欠けてきたら教えて~。」と次男に言い捨てテレビの前に。ごめんなさいね。
ベランダに立ち、「欠けてきた、欠けてきた。すげー!」と教える次男に「どれ?」と長男や三男がベランダに飛び出す。寒いから窓を閉めろと文句を言う。
程なくして、「さみー!」だの「ほんとに欠けてる。」だの騒ぎながら2人が入ってくる。
CMの間、どれどれとベランダに出てみる。
へえー。ほんとだ。欠けてるねぇ。
そうだ。写真を撮っておこう。でも光がぼうーっとしてしまって欠けている感じが上手く撮れていなかった。
「ママ、コマーシャル終わった~」の声でまた部屋に戻る。
相棒が終わるか終わらないかの頃、月が赤くなってきたとの報告がはいる。すっかり見終わってどれどれとまたベランダに出てみるとうっすら赤い。へえ~。
皆既月食を機会に、子供と月の満ち欠けについて勉強すれば有意義だったかもしれない。でも私は杉下右京を選んだ。…トホホ…
気がつくと、クマぬいぐるみの顔をした帽子をかぶり、ジャンバーにネックウォーマーと上半身は完璧に防寒したのに、下半身は夏の綿パジャマのズボン。素足にサンダルののままの次男。
それで小一時間ベランダにいたのか。全くもう!