雨のち晴れ

子育て・考えたことやたわいのない日常を綴った日記です

次男と田んぼ塾

かなり昔、母にママ友と集まって、いったい何を話しているのかと聞いた事がある。

「子供が小さい頃は、誰ちゃんがどうした、こうしたとよく話たけど、大きくなってくると子供の話はしなくなるわね。中学生くらいになると、もう子供の話なんかする気にならないのよ。お互いに。」

 

今、その感じがよく分かる。子供の良い点を喋ると嫌味な感じになっちゃうこともあるし、愚痴っても、どうにかなるような愚痴で終わる話でもない事が多くなる。

 

だから、今、リアルで何をどう言ったとしても、ここでどう書いたとしても、どうしよもないような気がして、このところ子供の事は書く気分になれなかったのだ。

でも、まあいい。その後の次男の話だ。

 

結局、一学期の期末テストは、地味にケツの方の順位を20番程度上げて終わった。

一緒に作った計画表は、私も付き合いきれず、だんだんと尻つぼみとなり、後半の殆どが実行されなかった。

良かれと思って買った勉強の進め方に関する2冊の本も、ただの一行も読まれる事はなかった。

 

なんとか中1でつまずかせないようにと、私としてはあの手この手で色々とやってみたのだけど、うるさがられるだけで全て空振りに終わった。

勉強計画なんていうものは、本人が強い意志を持って立てなければ意味が無いのだとつくづく思った。


それで、結局、夏休み直前にもう自分のやりたいように勉強させるしかないとあきらめ、何もしないよりはマシだろうと例の田んぼ塾の夏期講習から参加させ、二学期からは本格的に入塾したというわけだ。

 

落ち着きなさい。勝手に塾に電話して、体験に行く次男 - 雨のち晴れ

 

結論から言うと、田んぼ塾は、次男には向いているように思う。

 

長男の通っている大手進学塾ではありえない指導(=自分で勉強できる子供には必要のない、次男のようにきちんと勉強に向きあってこなかった中学生に対する指導)をしてくれるのでありがたく思っている。

 

例えば、課題が身についていなければ、残して徹底的に反復させたり、先生とLINEで繋っているので、遅れた宿題の提出を受け付けるので今から来いといった呼び出しがあったりする。

自宅で勉強していて分からないことへの質問を受け付けてもくれる。プライベートな時間まで申し訳なく、田んぼ塾の先生には本当に頭が下がる。

 

その他、ありがたいと思うのは、頻繁に自習室や空き教室を解放してくれるところだ。次男は自習室ならば集中できるそうで、今回の中間テスト前も、かなり長い間、篭っている。

 

塾にここまでしてもらっているのだから、結果に期待したいところだけど、次男の様子を見ていると、 すぐに成績が上がるとはとても思えない。アウトプットがまだまだ甘いなあと思う。今日も、"数学の間違えたところをもう一度やれ。分かる事と出来る事は違うのだ。"とつい口を出してしまったのだけど、のらりくらりで、とうとうやらずに寝てしまった。ああ、言わなきゃよかった。

 

自分を無理やりにでもその環境におくという形で、なんとか勉強する習慣だけは 維持出来ている。次男は今、そんな感じだ。


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