巨人が車の査定に使うので車検証を出せというので渡した。20時に意気揚々帰宅。話が進んだようで、明日車を見に来るそうだ。爽やかな調子で
「あのさー、キーかして♪明日査定に来てくれる事になったから。」
言われるままにキーを預けた。その時の目を私は一生忘れないだろう。ものすごく気味が悪い目、モラの目。
好きにすれば良いと思う反面、車がないと困ってしまう。そして、これが狙いなのだろう…
がんばれ!がんばれ!くじけてはいけない。
今日の小さな幸せを考えよう。
1.洗濯物を取り込む時、空を真っ二つに分ける見事な飛行機雲をみた。都合よく人生を重ねる事にした。
飛んでけ、飛行機。
私の世界を真っ二つに切って飛べ。
今までの世界と、これからの世界。
私達のこれからの世界は絶対に幸せになる。
勝手にそう思い込んだ。
2.日暮れ時のバイト中、ヤバそうなステテコのオヤジに会ってしまった。当たらず、触らず~など思っていると、声を掛けられてしまった。…ヤッべ~
「暑いのに遅くまでご苦労さんね~」
?!
ありがとうございます、本当にありがとうございます。
立ち去りながらなぜか泣けてくる。ステテコオヤジのこんな何気ないいたわりの声掛けでさえ弱った心には染みるのだ。
私は今日、ステテコオヤジに人生を学んだ。私もしがない働く人をいたわろう。
もしかしたら、そんな一言でうつむいて歩いている人間が前を向いて歩くきっかけになるかもしれないのだから。