TV朝日の昼のドラマ『やすらぎの郷』に注目している。観たいのだが、なんだかんだで、なかなか見れず、昨日、はじめてみることができた。
『北の国から』の倉本聰の脚本というところにも惹かれるし、石坂浩二は昔から好きな俳優さんの一人だ。そして、なんと言っても出演者が豪華すぎる!浅丘ルリ子に加賀まりこ、八千草薫、すんごいメンバーだと思う。
シルバー世代向けというけど、どうなのだろう?おばさん世代も興味深々なのだけど。
昨日は石坂浩二が嫁に、処分するつもりの亡くなった妻の着物を捨てるのならば喜んで貰ってくれるお友達にあげてもよいかと聞かれ、一度は許したものの、やはり断って見ず知らずの人の手に渡るくらいならばと庭で燃やしてしまうシーンがあった。
これを見て、11年前だったか、祖母の33回忌での祖父を思い出した。
私は生まれたばかりの長男を連れての2回目くらいの外出で、長男の事ばかり気にしていたし、弟夫婦も歩き始めたばかりの姪で手いっぱいという感じだった。父も母もそれなりに気は使っていたように思うのだが、やはり主役は赤ちゃんが持っていき、わさわさしながらの、食事会になってしまったような記憶がある。
祖父が食事会場に昔のアルバムを持って来ていた事を知ったのは、暫く経ってからの事だ。本当は、祖父は食事の席でしんみりと亡き祖母の思い出話をしたかったのだそうだ。
あれは悪いことをしてしまったなあ、と今でも思っている。どいつもこいつもそういう奴か…と思うであろう、祖父の孤独を思うと心に痛い。
忙しくしているとつい、人への心配りを忘れてしまうんだよなあ…