今回の選挙は、期日前投票に行くチャンスは充分にあったのだけど、誰に投票しようかと迷っているうちに今日になってしまった。
ばっちり台風だ。
傘なんか役に立たない。捨てるんだっ。
私はカッパと長靴で嵐の中を搔き分け、役場にたどりついた頃にはカッパのボタンは暴風に引きちぎられ、全身びちょ濡れになってしまう。雨でふやけた投票所入場券を息も絶え絶えに係の人に差し出す。
と、最悪の事態を想像したのだけど、こちらはまだまだ台風の通過には時間がかかるようだ。
10時半。雨、まあ、本降りといった感じ。風、大したことない。
長靴に傘をさして役場へ向かう。たいして濡れずに10分くらいで到着。
あらら、空いている。やはり、この天候で投票率が上がらないか…はたまた、皆さん、ちゃんと期日前投票をしたのか。
知っている顔も見かけない。投票所はしーんと静まりかえっていた。
うっかり漢字を間違えないように書く。間違い字は無効になっちゃうからね。
選挙前になると、とってつけたような消費税論議はもういいと思った。希望の党もなんとなく信用ならない。結局、憲法改正と原発で決めるしかないか…消去法だな。
家に帰るとだらだら~な雰囲気。こんな日はゲームやり放題になってしまう。仕方がないか…部活も少年団もみーんなお休みだ。
それにしてもこんなふうに子供達みんなが家にこもっている光景も久しぶりだ。
まあ、よし。好きに過ごせばいいや。
私も久しぶりにブログでこんにちは。
台風と言えば、思い出す。幼なじみのみいちゃんとの冒険。
台風のたびに思い出すのはみいちゃん。そういえば、先々週週みいちゃんのお母さんが亡くなり、通夜に行ってきた。
おばさんはびっくりするほど小さくなって棺桶に収まっていた。あれだけタバコとお酒とコーヒーを嗜んで、83まで生きたのだから立派なものだ。
おばさんはあの年代には珍しく、インテリで大卒だったので、こずかい稼ぎに自宅で学習塾を開いていた。何を隠そう、私も生徒の一人だ。
みいちゃんはこれでとうとう二親を亡くしてしまった。私達がこれだけ歳をとったのだから、親も高齢なわけで、ある程度覚悟はしているけれど、やはり、死なれると心細い。
これだけ懐かしい面子が揃い、しんみりもなあ…だから、通夜は、ちょっとした同窓会になった。ここの葬儀場はいいよ、町民は火葬がタダだから。などおばさん会話が続く。自分達の年齢を感じる。葬式を出すということが身近になってきてしまった。
4、5年前だったか。思えば、偶然歯医者で並んで座ったのがおばさんとの最後になってしまった。