次男の迷走が目に余る。「少し落ち着いて考えてみなさい」と話したけれど、どうも納得していないようなのでどうしたものかと思っている。
中間は散々たる結果だった。思わず人に言うんじゃないよと長男に口止めした程だ。
とりあえず机に向かい、真面目に取り組んでいるように見えるが、やってるよ!と言う学校のワークやノートを見てみると、まあ~、お粗末。そして詰めが甘い。
次男は少しも定期テストというものが分かっていないようだった。
中間テストの前、ある程度テスト対策について話したのだけれど、あまり話を聞く気もないようだし、これはもう自分で痛い目に合わなければ分からないのだろうと思い、それ以上は私も我慢してうるさく言わないようにした。で、この始末だ。
中間テストのあまりに酷い結果を受けて、「オレ、カンゼン甘かったわ~!」
と言って帰ってきた次男。以来、彼の迷走が始まったのだった。
まずは妙な勉強法の本を買わされた。天才みたいに教科書をパラパラと見ただけでカンタンに暗記することが出来るという内容の本。実は私も思わずちょっと読んで見たいかな~と思ってしまい、つい買い与えてしまったのたが、次男が読書タイムに読むと言って学校に持って行ったままなのでまだ読んでいない。多分、ロクな代物ではない。
余談だけど、私も高校受験の際、寝るだけで面白いように暗記が出来るという、いかがわしい枕を親にねだったことがある。やだな、そういうところ、似たんだろうな…
次に、次男いわく、小学校の頃はたいしたことなかったのに、中間テストの結果が凄く良かったという部活の友達の通っている近所の塾に入りたいと言いだした。
その塾は昔から田んぼの近くにある掘っ建て小屋といったら申し訳ないが、かなり古めかしい木造住宅を改装したような塾で、あまり流行っていない印象。全くマークしていなかった塾だ。
私としては、様子を見てゆくゆくは次男も信頼できる長男の通っている進学塾がいいのではないかと思っていただけに、何となく言葉を濁してごまかしていたのだけど、とうとう痺れをきらして、自分で勝手に電話をして体験に行ってきてしまった。
これだけ聞くと、あら!ヤル気があっていいじゃない!なあんて言われるのだが、次男の場合は全く空回りなのだ。
次男は多分、パニック状態なのだと思う。定期テストという、次男にしては膨大なテスト範囲を前にして、何処から手をつけてよいのか分からない。やっても、やっても終わらない気がするからヤル気がおきない。でもやらなきゃいけない事は分かっている。
塾に行ったからといって魔法のように勉強が出来る自分になれるわけじゃない。第一、学校のワークがまともに終わらないのに、塾の宿題をこなせるるはずがないのだ。
長男も、「次男クン、まずはテスト範囲の学校のワークを一周しろ。とにかく一周すれば、どこをやらなきゃいけないのか見えてくるから。」と言うのだけど、分かったと言いながらもヤル気が出ず、なんかダメ。田んぼ塾の自習室で勉強しないと集中出来ない、なんて言う。うっそだろ?カエルの鳴き声がうるさくて集中ないんじゃないの?
ここでつまづいてしまえば、今後ずっと尾を引いてしまうことは間違いない。本当にどうにかしないとまずい。
一昨日、とにかく30分でいいから我慢して私の話を聞けと言って食卓に座らせた。
テスト範囲のやらなきゃいけない箇所を書き出し、カレンダーに書き込ませた。計画通りに進まないかもしれないが、それはそれで修正すればいいから気にするなと言った。
自分でいつまでにどごをやらなければならないか把握すること、出来るかどうか、繰り返しやってみて、ダメなところはもう一度やること。分からない所をそのままにしないこと。
そういう、勉強以前の計画や勉強の仕方のような事ことから話さないといけなかった。
それでも田んぼ塾にこだわる次男。長男が、「先生がサイコーだよ、すげー分かりやすいよ。」
と勧めても、長男の通っている進学塾には絶対に行きたくないと言う。確かに雰囲気に圧倒されて終わってしまうかも…という心配はある。とりあえず、田んぼ塾がどんな塾なのか話を聞きに行ってみようか。なーんて思ったりもしたのだが…
今日の午後はみっちり勉強を見ようと思っていたら、ショッピングモールのフードコートで、友達と集まって勉強するという。バカな中学生あるある。もう~!私は怒った。ンなもん集中出来るワケねーだろ!結局、田んぼ塾も友達がいるから、行きたいだけだろ!
そもそも、勉強に対して、向き合う姿勢がなってない。私は怒っている。オコです。オコ!